60代はもちろん、70代や80代のシニアヘルパーが介 護業界で注目されています。
体力的には若者に劣るとはいえ、シニア世代ならではの人生経験が求められているということです。
たとえば「介護職員初任者研修修了者(旧ホームヘルパー2級)」は、一定期間の講義を受けることで取得でき、年齢制限がないことから、元気なシニア世代でもチャレンジする方が増えているといいます。
ま た、資格を所持していなくても、法令上は介護施設で働くことに問題はないため、それぞれが適材適所となるように上手く役割を分担したり、無理のないように シフトで調整できれば、高齢者の採用で人手不足が解消できる可能性も大いにあるのではないでしょうか。
2014年に公益財団法人介護労働安定センターが全 国の介護事業所に実施したアンケートによれば、60歳以上のホームヘルパーは34.3パーセントと少しずつ増えているとのことです。
「軽 度者向けの食事の支度や世話、洗濯や掃除などの家事分野のサポートはシニア世代に向いている。高齢者にしかわからない悩みもある」という意見を出している 福祉の専門家も。
高齢者の社会参加や働く場所の確保という意味からも、介護分野で働くシニア世代はこれからますます増えていくのではないでしょうか。
小笠原
コメント & トラックバック
コメントする