高齢者が増えるに従って、今までは起こり得なかった、または目立たなかった問題が、いくつも生まれているといいます。

シニア層が原因となるトラブルに関するニュースも多く、警察に高齢者が逮捕されるような深刻な事件が全国各地で相次いでいる状況です。

た とえば、11月9日には千葉県館山市で76歳の男性が近所の人を池に突き落として殺害。

11月11日には東京都府中市の70代男性が自宅のベランダにス ピーカーを設置し、大音量で近所の人を誹謗中傷したとして、名誉毀損容疑で逮捕など、今月に入ってからも、ちょっとびっくりするようなニュースが世間を騒 がせています。

実際、警察庁のデータによれば、暴行で検挙された高齢者の人数は激増。

1994年の67名から2013年には3048名 まで増えており、少年犯罪として認知されていた万引きに至っては、2013年には少年の16760名をシニア層の27953名が大きく上回る状態が指 摘されているそう。

年齢を重ねることで人格が変わるとは一概に言えませんが、他者との交流が少ないために「かまってほしい」という気持ち から、すぐにキレる“モンスター・シニア”ともいうべき高齢者が生まれつつあると指摘する向きもあります。

元気なお年寄りが増える一方で、そのパワーを持 て余しているのだとすれば、やはり就労機会やボランティアなど、社会参画の機会をつくり、さまざまな形で高齢者を支援する取り組みが求められているのかも しれません。

 

小笠原

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