2014年度に介護施設で確認された高齢者への虐待は全国で300件を超え、この2年間でほぼ倍増したといわれています。

九州7県だけでも41件で、こち らも約2倍となっていますが、厚生労働省では把握できていない虐待がまだまだ多いと見て、早期発見する手立てを模索中です。

データから浮き彫りになったのは、介護施設で虐待を受けていた方の中でも、特に認知症の高齢者が多かったこと。

虐待を受けていた方の約80パーセントが認知症であり、九州では大分県を除く6県で増加傾向にあることが判明、それも「氷山の一角」ではないかといわれています。

厚 生労働省は2015年の11月から介護施設における高齢者に対する虐待が続々と表面化した事実を真摯に受け止め、都道府県や政令都市に向けて、虐待の疑い がある介護施設を速やかに通報するように通知を出しているほか、介護職員の質の向上に向けて研修の実施などを求めていますが、福岡県でも介護技術を高める ための独自研修をスタートする予定とのことです。

介護施設における虐待も問題ですが、一般家庭の在宅ケアにおける虐待もどこまで把握できているかは未知数だといわれています。

介護の必要な高齢者が増加の一途をたどるなか、虐待を減らすために効果的な試みが全国各地の自治体で少しずつ試行錯誤されているようです。

小笠原

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