はじめまして。
寄り合い処 桂木の葛西 洋子と申します。
私が介護の仕事についたのは、ヘルパーの資格をいかしたいと思ったからです。
数年前、入退院を繰り返す母のもとへ、私は毎日通っていました。
そして食事、入浴、洗濯、掃除などの世話をしていました。
排泄行為を失敗した母から「手伝ってもらっていながら悪いんだけど、寒いからもう少し早くできない?」とか、
入浴時に体が思うように動かせない母に、「悪いけど、できないからやってちょうだい」と言われていました。
しかし、介護技術が不足していた私は、母の希望通りにはうまくできませんでした。
介護に必要な専門的な知識や技術が必要だと思い、ヘルパーの資格を習得しました。
母が私に何かを頼むときは、必ず「悪いねぇ、迷惑をかけるねぇ」と言われました。
その時は、胸が締めつけられるような思いでした。
そんな母もとうとう亡くなってしまいました。
そして、その時にとった介護の資格を活かしたいと思い、58歳にして初めて就職したのが(株)のじり苑でした。
自宅で母の介護をするのとは違って、何もかも初めての事でした。
気持ちにも余裕などなく、本当にこの介護の仕事をやっていけるのかどうかと悩むことばかりでした。
今でも時々悩むことはありますが、利用者様から「ありがとう」と言われたり、
利用者様と何かを一緒に行って、達成感を一緒に感じることで励みになっております。
また入居者様から、教えてもらえることもたくさんあります。
日々勉強の毎日です。
私は今年の2月の誕生日で65歳になりました。
株式会社のじり苑の職員の中では最高年齢となりました。
定年退職と同時に再雇用していただきました。
まだまだ頑張りたいと思っています。
入居者様たちの笑顔が何よりの励みになります。