皆さま、はじめまして。
寄り合い処 桂木に勤務しております、土橋 弘美と申します。
私は平成25年6月に株式会社のじり苑に入社しました。
まだまだ不慣れなところもあり、毎日が勉強です。
毎日、利用者様に励まされ、元気づけられながら頑張っています。
私が介護の仕事に就こうと心に決めたのは、義父が入退院を繰り返し、介護をしたことがきっかけです。
その頃は見よう見まねで介護をしていました。
オムツ交換をする時や体を清拭する時も、ぎこちなく時間がかかってしまい、
「じいちゃん、ごめんね」と言う私に義理の父は「なんもなんも、ありがとう」と必ず言ってくれました。
又入院して、お世話をした時も、ぎこちない介護をする私に、必ず「いつもありがとう」と言ってくれました。
義理の父が入院する前にデイサービスに通っていた頃は、「若いお姉ちゃんが迎えに来てくれて、お風呂に入れてくれて、ご飯食べて、カラオケ歌って、すごい楽しい」などとその日にあった話をよく教えてくれました。
2年位が経ち、とうとう在宅での介護は困難になり、介護施設に入居した義父はだんだんと認知症がすすみ、娘、息子、孫の事が認識できなくなり、最愛の妻の事さえも認識できなくなってしまいました。
そんな時に、私の主人が私の方を指さし「誰だ?」と義父に聞くと、「ママ」と答えてくれました。
今でも思い出すと涙が出てきます。
と同時に、後悔の念も…
なんでもっときちんと介護してあげられなかったのだろう、
じいちゃんは最後まで私を覚えていてくれたのに…と
そして、自分にもっと介護の知識があればよかったのにと思いました。
将来また、身内に介護が必要になった時に後悔しないで、手助けができるようにヘルパー2級の資格を取得しようと決心しました。
幸いにも今は、この有料老人ホームに勤めて、利用者様に毎日あたたかい言葉をかけて頂いています。
毎日「ありがとう」と言って頂いております。
ニコニコ笑いながら私を見てくれる利用者様もいらっしゃいます。
その笑顔を見ると、義父に「ママ、頑張れ」と言われているように思える時もあります。
まだまだ覚えなくてはならない事もたくさんありますが、先輩スタッフの方々に学びながら成長していきます。
そして、これからも毎日利用者様とニコニコと笑顔で笑いながら過ごしていきたいです。