介護を必要とする高齢者が増えていくなか、実際に年老いた両親などのサポートをしている人々は、現行の介護保険サービスにどのような印象を抱いているので しょうか。

厚生労働省は8月28日に全国各地の成人男女1万138名分の回答を集計・分析して発表しました。

これは2013年の7月に実施したアンケートの調査結果。自分または配偶者の親に対して手助けや見守りを行っている人の満足度に関しては38.6パーセン トの人が「やや満足している」となっており、10.6パーセントの「満足している」と合わせるとほぼ半数が肯定的な意見を示しています。

しかし、26.1 パーセントが「やや不満である」、13.2パーセントが「不満である」としており、約4割が現行の介護サービスに不満を感じていることがわかりました。

特に現役世代は強く「不満」を感じており、年齢別で見ると40代は46.7パーセント、30代は43.3パーセント、20代では54.2パーセントとなっ ています。

仕事と介護の両立をはじめ、自分自身の時間が持てなくなることから、このような数字が出てくるのかもしれませんが、負担が大きいと感じてしまう 傾向が強いのかもしれません。

また、今後の政策で充実させるべきものとしては64.5パーセントが「老後の所得保障(年金)」、51.7パーセントが「高齢者医療や介護」、40.6 パーセントが「医療保険・医療供給体制など」を挙げています。

確かにいずれも超高齢社会の維持においては必要不可欠なものです。

より介護保険サービスが手厚 く、要介護者と介護者にとって良いものになるといいですね。

小笠原

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