年齢を重ねても元気に健康で暮らしていくためには、自分の口から食事をすることが非常に大切です。

そこで重要視されているのは「歯」の存在ですが、自分の歯が20本以上残っている高齢者の方は、そうでない人よりも認知症のリスクが圧倒的に低いという調査結果が出ています。

こ れは愛知県知多半島の65歳以上の高齢者を対象とした大規模調査のデータ。

4年間にわたって追跡調査を行ったところ、自分の歯が20本以上残っている人に 比べて、歯がほとんど抜け落ちている人の認知症リスクは、最大で何と1.9倍の数値まで跳ね上がっていたということです。

また、この大規模調査で判明したのは、自分の歯が抜け落ちてしまっていたとしても、義歯などを入れ、正しい噛み合わせを回復し、口腔機能が保持できていた人は、自分の歯が20本以上残っている人と同様に認知症になりにくく、転倒する回数も圧倒的に少なかったといいます。

予 防歯科の専門家によれば、正しい噛み合わせは健康寿命の延伸などにも欠かせないポイントの一つであり、食べ物の栄養の効率の良い吸収はもちろん、脳の活性 化や体力の向上、身体のバランスなどにも関わってくるとか。

自分の歯をできるだけ残すことも大切ですが、高齢者の方は入れ歯や義歯、インプラントなどで噛 み合わせを意識した方が良さそうですね。

 

小笠原

コメント & トラックバック

No comments yet.

コメントする

最近のコメント

    カテゴリー